- リストストラップって必要なの?
- リストストラップのメリットとデメリットが知りたい。
この記事を書いている私は筋トレ4年目。
丸3年で経験してきたことや、知識などを書いています。
筋トレに使えるグッズは数あれど、意外に使っている人が少ないと感じるのがリストストラップ。(私の知り合いだけかもしれませんが…)
私の経験から言えば、使わないのは非常にもったいない。
確かにパッと見は地味なグッズに見えますけれども、使うと色々なトレーニングに活用できるのでとても便利なんですよ。
今回の記事では、
- リストストラップを使わないとどんなデメリットがあるのか。
- 逆にリストストラップを使うとどんな効果があるのか。
について解説していきたいと思います。
この記事を読んでいただくことで、あなたの筋トレ効率アップの助けになればと思います。
使ってみるならこれ!リストストラップ2選
リストストラップを使わないデメリット
はじめにリストストラップを使わないと、どんなデメリットがあるのか?
それがわからないとなんで使う方がいいのかわかりませんよね。
実際に気づいたデメリットを以下でまとめてみました。
- グリップ力の低下
- 追い込みの不足
- ケガのリスクアップ
最初にあげられるデメリットは、グリップ力の低下。
筋トレをしていても腕が先に疲れてしまったり、持っているダンベルなどのウェイトが滑ってしまいそうになったり。
グリップ力が低下するだけでも、いくつかのリスクを招いてしまうんですよね。
2つ目、3つ目のデメリットも根本的にはグリップ力の低下が原因で起きてきます。
2つ目のデメリットは追い込みの不足。
グリップ力の低下が引き起こすデメリットの1つで、鍛えたいところより先に腕の方が疲れて継続ができなくなる状態です。
背中を鍛えているのに、先に腕が疲れてしまっては本末転倒ですよね。
筋トレをするのであれば、狙ったところをしっかり鍛えられるというのはとても重要なポイントになってきます。
最後のデメリットはケガのリスクが増えること。
物を掴んでするトレーニングの場合、握力を消費することで安定性が失われていきます。
そうなると心配なのが、ウェイトを落としたり掴みそこねるといったトラブル。
ウェイトを落とすというのは、本気で危険なのでそういったリスクがないようにしていく必要があります。
リストストラップを使うデメリットとメリット
リストストラップを使わないことで起こるデメリットについて、ここまで解説してきました。
逆にリストストラップを使えば、デメリットはないのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言えば、デメリットもあります。
もちろん、それを差し引いても十分なメリットがありますので、順に解説していきますね。
リストストラップのデメリット
まずはリストストラップのデメリットについて解説します。
リストストラップのデメリットは、この2つ。
- 握力は鍛えられない
- 使用するのにひと手間かかる
まず、握力を鍛えることはできません。
リストストラップは掴む動作の補助をするグッズなので、言ってしまえば自身の掴む力を100%使わなくてもいいようにする物。
その状態で握力を鍛えることは期待できませんよね。
握力を鍛えたいのであれば、握力に特化したトレーニングを行うようにしましょう。
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もう1つは、使用するのに多少手間がかかります。
具体的に言えば、リストストラップは自分が掴むバーやシャフトに巻き付けて使用します。
そのためトレーニングに入る前に巻き付けないといけないのが、ひと手間になるんですよね。
とはいえ、そのひと手間で次に解説するメリットが得られると思えば、あまり苦にはならないと思います。
メリット
続いて、リストストラップを使うメリット。
上でデメリットについてはお伝えしましたが、デメリットはるかに上回るメリットがリストストラップにはあります。
まず初めに、グリップ力の向上。そしてそれに伴う3つのメリットがあって具体的には、
- 腕の疲労軽減
- 安定性アップ
- 重量・回数アップ
この3点が大きなメリットになってくるので、それぞれ解説していきます。
1つ目は腕の疲労の軽減。
リストストラップはグリップ力を補助することで、余分な握力の消費を抑えてくれるので腕の疲れを感じにくくなるメリットがあります。
表面がツルっとしたものを持つときって、滑って落とさないように自然と手に力が入りませんか?
あえて表面に抵抗をつけることで、滑りにくくする効果を持たせる。
滑りにくくなれば余分な力を加えなくてもウェイトを持つことができるようになるといった具合です。
2つ目は安定性アップの効果。
リストストラップで滑りにくくなることで、トレーニング時の安定性をアップさせます。
特にトレーニング終盤、疲労がたまってきたころというのはどうしてもフォームが崩れやすくなりがち。
そんなときに少しでも安定した状態でトレーニングできれば、効果もアップしますしケガのリスクも抑えることができるので一石二鳥。
最後のメリットは、重量や回数が増えること。
腕の疲労を軽減できることにより、扱う重量が少しアップしたり同じ重量でも反復できる回数が増えたりします。
より追い込めるといった方が正しいですかね。
鍛えたい部分をしっかり鍛えることができるのは、筋トレにおいては最も重要なポイントの1つなのでこれだけでも使う価値があると言えます。
リストストラップを使うなら腕と肩
リストストラップは一般的にはデッドリフトやローイングといった、引く動作で使用することが多いです。
もちろん引く動作でも有効なのですが、個人的には二の腕と肩のトレーニングに取り入れると効果的。
二の腕や肩の筋トレは、常にウェイトを握っている必要があるので握力の消費がかなり激しいです。
特に肩の場合、手のひらを下に向けてウェイトを持ち上げたりするので、強くつかんでいないと落としてしまうんですよね。
リストストラップでグリップ力がアップしていると、それだけで滑り止めの効果を発揮するので必要以上に強く握っていなくても落下の可能性は少なくて済みます。
握る力を弱くできれば、腕の負担も減りますしね。
そう考えると、一本あるだけで背中・腕・肩の3部位で使えるグッズって他にはあまりないので結構便利なのがリストストラップのいいところです。
リストストラップを選ぶポイント3つ
実際にリストストラップを使う場合、どこを基準に選べばいいのか悩むところですよね。
私の経験上、確認しておきたい項目は3つあって、
- 素材
- 手首の保護
- 滑りにくさ
となります。
使える場面が多いからこそ、選ぶ時は上であげたポイントをしっかり吟味して決めていくのがベターですね。
素材はおもに3種類
リストストラップに使われている素材は、基本的に3種類。
- 革
- ナイロン
- コットン
初心者の場合コットンタイプが価格もそこまで高くないのでおすすめではないかなと。
個人的にはのちほど紹介する革のタイプが一番いいと思います。
それぞれの特徴を表にまとめました。
材質 | 耐久性 | 衛生面 | フィット感 |
---|---|---|---|
革 | ★★★ | ★☆☆ | ★★☆ |
ナイロン | ★★☆ | ★★★ | ★☆☆ |
コットン | ★★☆ | ★★★ | ★★★ |
こうして比較してみると、それぞれに特徴があります。
革は耐久性が高く、滑りにくいことが特徴。
デメリットとしては、洗えなかったり乾燥に弱かったり(乾くと硬くなる)するので、革用のオイルなどで柔らかい状態を保てるようにする必要があります。
お手入れなどが苦にならず一本をより長く使用したい方にオススメですね。
最初は硬いので、使いにくいと感じることもありますが、手に馴染んでくる感覚は革の一番の魅力ではないでしょうか。
ナイロンは耐久性もありながら、手軽に使えるのが特徴。
普通に洗うこともできるので、汗などの対策もバッチリです。
デメリットがあるとすれば、あまり商品の種類がないのと多少馴染むのに時間がかかること。
特に最初は多少滑りやすいのでその点は注意しておきましょう。
コットンは初期から馴染みやすいフィット感が特徴。
耐久性も問題ないレベルですし、ナイロンと同じく洗うことも可能です。
ただ水分を含むと繊維が引き締まるので、トレーニング中の汗などで使用感が変わることがあります。
乾けばもとに戻るので変形というわけではありませんが、知っておくとあれ?ってことにはなりにくいですね。
手首にやさしいものを選ぶ
リストストラップを使用すると、どうしてもウェイトが乗ることから最初に巻き付けておく手首のところが圧迫されます。
どのモデルも痛みが出にくいようにある程度の幅で作られてはいますが、肌に直に触れている場所なのでこすれたりすると痛んだりすることもあるんですよね。
そのため手首のところにパッドが入っているなど、保護ができるものを選ぶようにするといいですよ。
滑り止めの効果が高いものを選ぶ
グリップ力を高めるために使用するリストストラップですが、商品によって滑り止めの効果に差があります。
革は材質そのものが滑りにくいのですが、ナイロンやコットンの場合滑り止めのクッションがついているかどうかで決めるのも1つですね。
使ってみるならこれ!リストストラップ2選
最後に、初めてリストストラップを使う場合にどれを選ぼうか悩んでいる方におすすめの商品を2つご紹介します。
どの素材を選ぶかは人によって違いますが、ナイロン製はあまり数がないので、今回はコットンと革で1つずつ。
どれも実際に使ってみて使いやすかったと思える商品なのでぜひ参考にしてみてください。
柔らかいのに高耐久!ゴールドジム
コットン素材のリストストラップで選ぶなら、ゴールドジムが鉄板です。
滑り止めがついてないのと若干短く感じるのが気になるところではありますが、コットン素材でも十分な耐久性があって多くの場面で活用が可能。
レビューなどを見ると、10年以上使用している人もいるくらい。
価格も手ごろなので、最初の一本にはもってこいじゃないですかね。
各大手通販サイトでも取り扱っていますが、楽天・Yahooはめっちゃ高いです。
Amazonが公式と同じなので、購入するならどちらかにしておきましょう。
数少ない日本製。Nof
革素材で選ぶなら、Nofというメーカーのリストストラップが個人的にはよかったです。
それまで全く気にしたことのなかったメーカーでしたが、試しに使ってみたら驚くほど使いやすかったのを覚えています。
革製ということもあってお手入れの手間があるのと若干価格は高めですが、耐久性は抜群ですしFlexタイプを選ぶことでコットンほどではないにしても硬さがほとんど気にならないレベル。
手首への負担軽減にリストバンドが別でついてくるのも、ありがたいんですよね。
下で紹介しているFlex1.0のモデルは数少ないオールジャパンメイドというのも素晴らしいポイント。
リストストラップを使わないことはデメリットが多い
今回の記事では、リストストラップを使わないことのデメリットや実際に使用した時の効果、選ぶ時のポイントについて解説しました。
リストストラップは使うのがちょっとめんどくさいと思っている方にこそ、一度使用してみてほしいと個人的には思います。
正直なところ、ここまで色々なトレーニングで使用できるグッズもあまりありませんので、それを面倒だというだけで使わないのはもったいないなと。
最初はちょっと慣れが必要になるとは思いますが、使いだすとその便利さにハマってしまうかもしれませんよ。
では、あなたの筋トレがうまくいくことを。