部分痩せはありえない?筋トレ4年目の目線で解説【錯覚レベル】

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先に結論
  • 部分痩せは基本的にできない
  • 身体の部位によって脂肪の付き方は違う

ダイエットの際に必ずと言ってもいいほど出る話題が、部分痩せについて。

私も同僚などに最低でも一度は聞かれるくらいなので、ダイエットをしたいと考えている方の多くは部分痩せができるか気になるのではないでしょうか。

私自身、初めのうちは部分痩せはできるものだと思っていましたが、色々調べたり経験を踏まえた現在では「部分痩せはありえない」という結論に至っています。

本記事では部分痩せがなぜありえないのか、その理由と「お腹だけ痩せました!」とか「足だけ細くなりました!」といった言葉のカラクリについて、経験をもとに解説しています。

「お腹の脂肪が気になってきたけど、お腹だけ痩せる方法ないかな…」

こんな風に考えている方は、ぜひご一読いただき方向転換の参考にしてみてください。

部分痩せはありえないと言える一番の理由

冒頭でもお伝えしたように、ダイエットの際に部分痩せという概念は基本的にありません。

これにはいくつかの理由がありますが、一番の理由を挙げるならこれにつきます。

脂肪の燃焼は特定の部位だけで起こるわけではない

詳しいメカニズムを解説すると少々長くなるので細かい部分は割愛しますが、ざっくり言えば以下の順番で脂肪は燃焼していると考えられています。

  1. 身体の中にあるエネルギーが不足した状態になる。(カロリー不足)
  2. エネルギー不足を補うために、身体に溜まっている脂肪が脂肪酸に分解される。
  3. 分解された脂肪酸が血液と一緒に筋肉に運ばれる。
  4. 筋肉に運ばれた脂肪酸は、エネルギーとして消費される。

ここで重要なことは、脂肪酸に変換される脂肪は特定の部分ではないという点です。

例えばお腹の脂肪を落としたいと考えていて腹筋をする方は初心者の方に結構多いですが、腹筋運動でお腹を動かしたからといってお腹の脂肪から脂肪酸に分解されるわけではありません。

あくまでも身体におけるエネルギー不足、食事や運動などでのカロリーの調整によって起こること。

具体例としては、腹筋運動を特別していないであろうマラソン選手のお腹には脂肪がほとんどありません。(全くしていないわけではないでしょうけど、基本走ることをメインにトレーニングしており、多くのランナーは引き締まった身体ですよね)

そう考えると運動で痩せることは可能ではありますが、特定の部位だけ痩せるということは基本的にできないと言えます。

なぜ特定の部位だけ痩せたように見えるのか

脂肪の燃焼について説明をすると、よく言われることが2つあります。多少言い回しは違いますが、要約すると以下のような感じ。

  • 運動していたらある部位(お腹など)だけ痩せたけどなんで?
  • 足は細くなっているのにお腹は痩せない

この2点の指摘に対しては、脂肪の付き方の特徴を知ることがとても重要です。ですので、個別にもう少し掘り下げて解説していきます。

脂肪は関節の少ないところにつきやすい

1つ目の特徴としては、脂肪は関節の少ないところに多くなる傾向があるということ。

そもそも脂肪は身体にエネルギーを貯めておくためのものですが、もう1つ重要な役割があるのを忘れてはいけません。

それは内臓を保護するという役割です。

内臓の中でも守られているのは肋骨のある心臓と肺周辺くらいで、胃より下の部分は保護するための骨がありませんよね。

骨で保護されていない内臓を守ることができるのは、筋肉と脂肪のみになるため、お腹に脂肪が溜まりやすいというのはごく自然なこと。

それに対し、内臓がない手や足などは、比較的多くの関節で構成されています。(指など)

関節が多いということは、その部分に脂肪が溜まってしまうと関節の動きが阻害されるので脂肪を貯めておく必要はなく、そのため関節の少ない二の腕や太ももには脂肪がつくというわけです。

あくまで経験上の話ですが、手足に脂肪がついている方というのは総じて全体的にぽっちゃり、もしくは太っている方が多い印象。

こういった方がダイエットをした場合、どのように変化していくかを考えると部分痩せのカラクリが見えてきますよ。

脂肪が少ない部位は減少を体感しにくい

部分痩せと呼ばれるダイエットは、言ってしまえば上で解説したように部位ごとの脂肪量を基にした体感の違いによるところが大きいと考えられます。

部分痩せができない前提で考えた場合、身体の全体で脂肪の減少が起こるわけですが、元々ついている脂肪の量が違えば体感できる脂肪減少の度合いも違ってくるためですね。

脂肪がつきにくい関節周りは大して痩せたように見えないのに対して、脂肪がつきやすい太ももやお腹周りなどはカロリー収支によって違いを体感できるといったイメージ。

腹筋が割れているのに手足がポヨンポヨンしている人って見たことありますか?少なくとも私は見たことがありません。

大抵腹筋が割れている方というのは、腕周りも血管が浮き出ているような状態になっていることがほとんど。(血管の出にくい体質の人もいるかもしれませんので全員とは言いませんが)

これらの点を踏まえると部分痩せというのは、あくまでも脂肪の量に応じたものと考えられますので、お腹の脂肪が減ったならそれなりに他の部位の脂肪も減っているというわけです。

ただ、それでも特定の部位だけ細くならないといったケースもあり、次はその原因について。

筋肉量によっても見え方の違いが生まれる

部分痩せを印象付ける最後のポイントは、部位ごとの筋肉の量。

具体的に言えば、筋肉が多い部分というのは細くなりにくい特徴があります。

例として、ボディービルダーやフィジーカーの方をイメージしてみてください。

日々トレーニングを重ねて、マンガのようなバッキバキの肉体が想像できると思います。腹筋もきれいにシックスパックに割れていますよね。

しかし、多くのボディービルダーやフィジーカーは腹筋運動はしないんですよ。(全員ではないです)

なぜかと言えば、腹筋をするとウエストが太くなるから。

ウエストが細ければいいというわけではなく、あくまでバランスの話ですが、いわゆる競技会に出る方々は身体全体のバランスを意識して日々トレーニングに励んでいます。

そんな中で身体のバランスを考えた時に、ウエストを太くしない方がいいと判断した方は全くと言ってもいいほど腹筋運動はメニューに取り入れず、脂肪量の調節のみでシックスパックの状態に持っていくわけですね。

ダイエットのために筋トレをする方は多いかと思いますが、筋肉がつくことで逆に太くなってしまうこともあるということを知っておかないと、「トレーニングするごとに太くなってる…」といった悩みに直面したりします。

とはいえ、筋肉がつくことは太りにくい身体を作るなら非常に重要ですし、引き締めの効果も期待できるため見た目には細くなったように見えたりもするので、ダイエットにおける筋トレはどんどんするべきですね。

もちろん、消費カロリーを増やしたいのであれば有酸素運動も大事になるのは言うまでもありません。

部分痩せができなくても、痩せること自体はできる

本記事では部分痩せは本当にできるのかについてまとめました。

まとめると…
  • 脂肪燃焼の仕組みを考えると部分痩せはありえない
  • 脂肪の付き方には差があるため、体感できる度合いにも差が出る
  • 筋トレをすると太くなる場合もあるが、長期的に見ると取り組むべき

部分痩せに関しては正直なところ難しいと言えますが、大事なのは部分痩せのために取り組む運動自体に意味がないわけではないということ。

ある程度の強度や時間を費やした運動に関しては、間違いなく消費カロリーとして考えることができます。

痩せたい部位があって、そこに直接アプローチする方法があればいいとは思うところですが、トータルバランスで考えて結果的に減量ができていればダイエットとしては成功していると言えますし、悲観的に考える必要はありませんので無理のない範囲で取り組んでいくようにするのがいいですね。

筋トレものことノート
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