- 可変式ダンベルはデメリットもあるがメリットが多い
- 最終的に重量を求めれば可変式ダンベルは用意する方がいい
可変式ダンベルがいいって聞くけど、なにがいいのかいまいちわからなかったり、デメリットがあるんじゃないかと考えるのは、筋トレを始めたばかりだと結構ありがち。
その疑問について最初にお伝えしておくと、可変式ダンベルのデメリットは結構あります。
そこそこ値は張るし、プレート入れ替えめんどくさいし、まぁモロモロ。
しかし、それを踏まえてもメリットがあるので、多くのトレーニーが可変式ダンベルを活用しているのは確かなんですよね。
本記事では可変式ダンベルの4つのデメリットと、それでも使っていくべき5つのメリットについて解説。
この記事を読めば、可変式ダンベルのいい部分と悪い部分がどっちもわかるのであなたにとって可変式ダンベルが必要かどうかがわかります。
サクッとまとめたので、ぜひご一読いただき可変式ダンベルが必要かどうかの参考にしてみてください。
可変式ダンベルのデメリットは4つある
まず可変式ダンベルのデメリットに関してですが、冒頭で少し触れたように割とあります。
その中でも多く言われるところとしては4つ。(私も使っている時は結構気になっていました)
- 重さのあるものほど高い
- プレートの交換が手間
- 場合によっては買いなおす必要がある
- トレーニングベンチがないと効果が半減する
デメリットの程度は人によって感じ方が違いますが、知っているかいないかで使う段階になって困る度合いも変わってきます。
使いだしてから「これ不便やなぁ…」ってならないために、まずはそれぞれのデメリットについて知っておきましょう。
重さのあるものほど高い
重さ | 価格 |
---|---|
2kgまで | 2000円 |
5kg | 4~5000円 |
10kg | 10000円 |
20kg | 15000円程度 |
30kg | 20000円程度 |
40kg | 40000円~ |
可変式に限らず、ダンベルは重くなるほど価格が上がっていきます。
メーカーや種類で違いはありますが、おおよそ上の表くらいが多いですね。
ダンベルのトレーニングを行う上で重さは非常に重要なポイントになります。
重いほど負荷をかけることができますし、鍛える場所によっては1kgや2kgのダンベルでは話にならないので…。とはいっても、あんまり費用をかけたくないって考える人もいますよね。
単純に比較はできませんが、自重でのトレーニングが基本タダでできることを考えると、取り入れるための費用が必要になるのはデメリットの1つだと言えます。
プレートの交換が手間
可変式ダンベルを実際に使うときに、一番面倒なのがプレートの交換。
- シャフト(持つところ)についてるカラー(プレートをロックするもの)を外す
- プレートをどかしたり、入れたりする
- カラーを付けなおしてトレーニング
流れを文章にするとこれだけなんですけど、実際にトレーニングですると本気でめんどくさい。
とはいえ、最近だとダイヤル式のタイプやブロックダンベル
などワンタッチで重さが変えられる可変式ダンベルも出てきているので物によるってところですね。
場合によっては買いなおす必要がある
最初に選んだダンベルも、鍛える度合いによって使えなくなることがままあります。
例えば胸のトレーニングだと10kgくらいのダンベルなら一年使えればいい方で、フォームを意識してトレーニングしてたら負荷が足りなくなり、そうなるとさらに重さのあるダンベルが必要になってきます。
「買いなおすの嫌だし、最初っから重さのあるものを買えばいいじゃん」
そう考える人も結構多いんですが、どこまで続けるかわからないのにいきなり高重量で高額なダンベルを買う人がどれほどいるのか…。
個人的に重さと価格のバランスで考えると、片方20kgくらいのセットがあれば一年以上は使えるのでコスパ的には悪くないかなって感じです。
>>>ダンベルは20kgあれば十分?【初心者ならこのくらいが丁度いい】
トレーニングベンチがないと効果が半減する
ダンベルを使う場合、あわせて用意しておきたいのがトレーニングベンチ。
なくてもトレーニング自体はできますがあるのとないのでは効率が全然違い、特に胸や背中を鍛えるなら必ず用意しておく方がいいレベル。
ダンベルは多くのトレーニングで使えますが、ベンチのあるなしでできる数が半分くらい変わってくるという意味でも効果半減と言えます。
トレーニングベンチを用意しないといけないというのはデメリットですが、あることでトレーニング効率が加速するのは間違いないのでしっかり鍛えるなら用意しておくのが吉ですよ。
可変式ダンベルを取り入れるメリット5つ
可変式ダンベルにはデメリットもありますが、それ以上にメリットの多い筋トレグッズです。
そんな可変式ダンベルのメリットとしては、主に以下の5つ。
- 重量の変更で負荷の調整ができる
- 1つあれば多くの種目に対応可能
- 筋トレのモチベーションが上がる
- 固定式ダンベルと比べると総額は安い
- 比較的省スペース
デメリットももちろん理解しておくべきですが、メリットを知ることでなぜ多くのトレーニーが可変式ダンベルを使用してトレーニングを行なっているのかが分かるようになっていきますよ。
重量の変更で負荷の調整ができる
可変式ダンベルは重量を変更することで負荷の調整ができ、正直これが一番といっても過言ではないくらいのメリットじゃないかなと。
自重や固定式のダンベルでのトレーニングでも、フォームの変更などで負荷の調整は可能。
しかし自重の場合、具体的にどのくらいの重さでトレーニングしているのかが非常に分かりにくいんですよね。
固定式ダンベルはと言えば、負荷を変えるためには別のダンベルが必要になるというのがネック。
その点可変式ダンベルは、プレートの付け替えで具体的に何kg重さを変えたかが分かるので、以下のようなメリットを得ることが可能。
- 何kgの負荷が必要なのか、現状の把握
- 段階的な強度の向上
- 負荷の調整による、回数の調整
これらのメリットはどれも筋肉を鍛える上で最重要となる部分ですし、全てのポイントをクリアできるのは可変式ダンベルだからこそ。
1つあれば多くの種目に対応可能
デメリットのところでも少し触れましたが、可変式ダンベルは1つあるだけでたくさんのトレーニングに使うことができます。
鍛えることができる部位をあげれば、全部。
言い過ぎでもなんでもなく、全部です。
それぞれの部位でのトレーニングには、種目にあった重さで負荷をかける必要があります。
肩を鍛えるサイドレイズで10kgとか20kgとか使ったら、関節ぶっ壊れますからね…。
軽い負荷じゃないとダメな種目、重い負荷でもいい種目といったように、それぞれに1つのダンベルで対応できるというのは大きなメリットになります。
筋トレのモチベーションが上がる
可変式ダンベルは筋トレのモチベーションアップにも効果があります。
鍛えられる幅が広がるというのも理由の1つですけど、一番大きいのは用意するために身銭を切っているということ。
筋トレのブログでいい例ではありませんが、バイキングで食事するときって食べ放題なので元を取ろうとたくさん食べたりしますよね。
まぁバイキングは元がほとんど取れないようにできているのですが、筋トレの場合は筋肉という目に見える形で自分に返ってきます。
自重の場合だと費用はかかりませんが、筋肉がついたと思えるまでにある程度時間が必要になるので、挫折しやすいのが一番のネック。気長に続けていけるストイックさがある方は別ですが…。
その点、可変式ダンベルのようなそれなりに費用のかかるものを用意すると、その分の元を取らないともったいない。
そのもったいないという気持ちが、トレーニングを継続する上で大きなモチベーションにつながります。
もちろん、ダンベルを手に入れたら単純にテンションあがりますけどね。
固定式ダンベルと比べると総額は安い
可変式ダンベルは、固定式と比べると費用面でも有利。
例えば可変式の場合、安いものでも10kgのセットで10000円くらい。(片方5000円)
金額だけ見ると高く見えますが、1つあればプレートチェンジで2kgくらい~10kgまでカバーが可能。
- 2.5kg
- 5kg
- 7.5kg
- 10kg
例をあげればこんな具合ですが、プレートの組み合わせ次第でもう少し細かくすることも可能。
これを固定式で用意しようと思うと以下のような感じです。
※金額はAmazonにあるPROIRONを目安にしてますが、物によって多少変わります。
- 2kg=2,000円
- 5kg=4,000円
- 8kg=5,000円
- 10kg=6,000円
- 合計=17,000円
鍛える部位が増えるほど部位ごとの重さのダンベルを用意しなければならないので、費用も当然それぞれにかかってきます。それだとコスパがいいとは正直言えませんよね。
可変式ダンベルの場合、多少融通が利かない部分はあるにしても1つのダンベルで幅広く対応ができるため、お財布にも優しい。
比較的省スペース
可変式ダンベルは効果の割にスペースを取らないのが最後のメリット。
重さによって大きさは違いますが、30kgセットでも座布団一枚分くらい。
固定式のダンベルで、様々な重さをカバーしようと思うとダンベルが何個もいります。
ホームジムのような一室筋トレ専用の部屋があるとかなら別ですが、ダンベルだらけの部屋は正直邪魔になります。
さすがにグッズがなくてもできる自重トレには負けますが、座布団一枚程度のスペースだけで完結するというのはとてもいいですよね。
可変式ダンベルのデメリットとメリットについてのまとめ
本記事では可変式ダンベルのデメリットとメリットをまとめてみました。
- 価格は重くなるほど高いが、固定式に比べれば総額は安い
- 重量の変更ができることで、1つで様々な部位を鍛えることができる
- プレートの交換は手間だが、簡単に重さを変えられる可変式ダンベルもある
- 用意することで、筋トレに対してのモチベーションはアップする
- トレーニングベンチはあわせて用意しておくべき
使うべきかどうかと言えば、自重トレーニング以上に筋肉を鍛えたいのであれば可変式ダンベルを用意するべき。
自重トレーニングでもある程度の筋肉はつきますが、かけられる負荷の限界があることと鍛えられない部分があることが大きな理由です。
固定式ダンベルは、痩身目的のエクササイズくらいであればアリかなと思いますけど、筋肉を鍛えるという点に関してはデメリットが多いことに加えて、可変式ダンベルでほとんどの場合カバーできるためあまりメリットがありません。
もちろんあなたがどういった身体を目指しているのかによっても変わってくる部分になりますので、自分の目標と相談しながら決めていくのが大事。
とはいえ、そこまで深刻に考えなくても大丈夫です。
自重トレから始めて可変式ダンベルに移行した人なんて山ほどいますし、必要があれば探して購入すればいいだけなので。
もし可変式ダンベルを取り入れてみようって方で「どれにするべきか悩む」場合は、>>>可変式ダンベルのおすすめランキング【タイプで比較】にてタイプ別でまとめていますので、あわせて読んでみてください。
>>>筋トレで使えるグッズを徹底網羅【用途に応じて使い分けましょう】